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ふらっとちゃっと 一年かけて世界一周30か国!阪大生・高柳京果さん


大阪大学で環境を学ぶ学生がお送りしているラジオ番組「ふらっとちゃっと」。大学の先生や留学生をゲストに迎えたり、いま話題のテーマで討論したり、地域で行われている催しに参加して取材したり、毎月趣向を凝らしてお届けしています。

<発掘!大阪大学>
大阪大学の先生や留学生をゲストに招いてお話を聞くこのコーナー。
今回のゲストは・・・

高柳京果(たかやなぎ・きょうか)さん(大阪大学人間科学部4年生)

国際交流活動や世界一周の刺激的なエピソードをたっぷり伺いました!

● 国際交流プロジェクト「Glocal Friends」とは?
高柳さんは、留学生と国内の学生、そして地域をつなぐ国際交流プロジェクト「Glocal Friends」の学生代表を務めています。他にも、豊中市を中心にシニアの方々と街づくりを行う「超幸齢化プロジェクト」にも携わるなど、多方面でバイタリティ溢れる活動を展開されています。

そんな高柳さんが国際交流を始めたきっかけは、大学で英語開講の授業ばかりを選んで受けたことでした。
気づけば周りは留学生ばかり、日本人は自分一人という環境に。「日本人の友達ができない」と悩む留学生の声をきっかけに、「じゃあ、日本人の友達と留学生を繋げよう!」と、公園での小さなピクニックから活動をスタートさせたそうです。
活動を続ける中で高柳さんが気づいたのは、「国際交流」と謳うだけでは日本人の参加ハードルが高くなってしまうという壁でした。
そこで、学内の英会話サークルや料理サークルとコラボレーションする工夫を重ね、現在はLINEグループで111人を超える規模にまで拡大!今では大学内にとどまらず、豊中市のプログラムに採択されたり、地域の子どもボランティアやバイト情報と留学生を結びつけたりと、「留学生の社会参加の仕組みづくり」へと活動の幅を広げています。

●30か国を巡った世界一周!旅の原点と衝撃エピソード
国際交流を通じて世界中の仲間と出会ううち、「相手の国のバックグラウンドを知らないことがコンプレックスになった」という高柳さん。友達に会うために旅を続けた結果、なんと世界一周(約30か国)を達成してしまいました!旅の道中で特に印象的だったエピソードを2つ語ってくれました。

☆タンザニアでの衝撃!マサイ族の村で見た光景
現地で英語の先生をするためにタンザニアの田舎へ行った初日のこと。バスを降りて学校に着いた瞬間、目に入ってきたのはみんなで「牛を解体している姿」でした。翌日の卒業式のお祝いのために生きるための食事をサバイバルで作っていた光景は、日本との文化の違いとして最大の衝撃だったそうです。

☆世界を旅したお供は「コーヒー」
旅の中で一番美味しかったものを尋ねると、食べ物ではなくルワンダの「コーヒー」という答えが。コーヒーの産地であるルワンダのおしゃれなカフェで飲んだ1杯300円のコーヒーの美味しさに深く感動。ベトナム、ケニア、コロンビアなど各国の産地で味の違いを楽しみ、旅の最高の相棒になったと振り返ります。

●旅のリスクマネジメントとこれから世界へ行く人へ
14時間の長距離バスで充電器類を丸ごと盗まれるハプニングはあったものの、大きな危険には遭わなかったという高柳さん。その秘訣は「現地人っぽく振る舞うこと」だと言います。
「ここに10年住んでいるベテランですよ」という顔をして堂々と歩き、カフェを常連のように使う。自分自身をマインドコントロールして街に溶け込むことが、最高のリスクマネジメントだったそうです。

最後に「世界一周を他の人にも勧めますか?」という質問に対し、「衛生環境や治安は国それぞれ。でも、本当にやってみたい人は絶対に行った方がいい!行って帰ってこられますから!」と力強いメッセージを届けてくれました。


●日本最大のシニアコミュニティに若者が挑む!「超幸齢化プロジェクト」
高柳さんは、学生発の課外活動「超幸齢化プロジェクト」を主導し、現在はNPO法人として活動を展開しています。
ターゲットは、全国に約500万人もの会員を抱える日本最大のシニアコミュニティ「老人クラブ(老人会)」。シニアの社会参加を促すため、学生たちが地域のカラオケやグランドゴルフなどのサークル活動に飛び込んで場を盛り上げているそうです。
さらに、足腰が痛くて動けないお年寄りでも気軽に参加できるよう、学生主導で「映画会」も企画。上映後におしゃべりを楽しむ交流の場を設けるなど、家に閉じこもりがちな高齢者が外に出るきっかけ作りをしています。
この活動には、「おじいちゃんおばあちゃんが好き」という学生だけでなく、「将来のために高齢者とのコミュニケーションを学びたい」という看護専門学校生や「行政との関わりを学びたい」という公務員志望の学生など、多彩な若者が集まっています。

●世界を巡って気づいた「コミュニティと幸福」のカタチ
大分の山奥で育ち、近所との距離が近い環境で育った高柳さん。世界一周の旅でセブ島やアフリカのスラム地域などを訪れた際、どこの誰だか分からない子どもでもみんなでご飯を食べさせるような、境界線のない温かいコミュニティに深く感銘を受けたと言います。
「資本主義や経済が発展するほど、富も生活も個別化されてコミュニティが分断されてしまう。でも、人間は元々コミュニティを作ることで生きてきた生き物。人が生きていく上での『幸せ』を考えたとき、経済的発展だけではない、人と人との繋がりを再生する仕組みが絶対に必要なんです」

退職後に地域での繋がりを失いがちな現代日本において、若者とシニアが対等な「地域の友人」として支え合うこのプロジェクトは、まさにこれからの社会のヒントになりそうです。

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