毎月 第2水曜日の「デイライトタッキー」内でお送りしている「聞かせて!ペット自慢」。
ワンちゃん、ネコちゃんなど、みなさんの家族の一員のお話を聞かせていただく時間です。
2025年 11月は、特別編として聖徳太子の愛犬 雪丸について、
達磨寺のご住職 日野周圭さんにお電話を結んでお話をお聞きしました。

達磨寺は奈良県北葛城郡王寺町にあるお寺です。
日本書紀に記された、聖徳太子と達磨大師の出会いの場に建てられました。

日本書紀によると、旅の途中で飢えて倒れている外国人を見つけた聖徳太子が
食事を与えて看病しましたが、その人は亡くなってしまいました。
亡くなったのは達磨大師だったと考えられます。

その達磨寺には、犬の雪丸のお墓(古墳)と石像が残されています。
聖徳太子の生きていた飛鳥時代、猟犬として人間と生活を共にした犬たちはいましたが、
ペットとして飼われたのは雪丸が最初ではないかと思われます。
古文書に「雪丸と名付く」と記されていることから、名前も後世に残ることとなりました。
いつも聖徳太子のそばにいた雪丸は、やがて人の言葉を理解するようになりました。
また”門前の小僧習わぬ経を詠む”の言葉通り、お経も唱えることができるようになったそうです。
そして雪丸は亡くなる前に遺言を残しました。
「自分をここ(達磨寺)の丑寅の方角に葬ってほしい。
そこで私は達磨大師と聖徳太子をお守りします」と。
丑寅の方角は鬼門とも言われ、古都ではその方角に寺を建て魔の侵入を防ごうとしました。
雪丸は自ら守りに就こうとしたわけです。
10人が同時に喋っていても全て聞き取ることができたと言われる聖徳太子の愛犬だけのことはありますね。
ところで、雪丸の犬種はなんだったのでしょう。
日野ご住職が、和犬の研究をされている学者さんにお聞きしたところ
「和犬のさまざまな特徴を持っているところから見て、雑種でしょう」というお答えをいただいたそうです。
聖徳太子と雪丸の像をご覧ください。

丸々した垂れ耳のかわいらしい子です。
雪丸という名前ですからきっと真っ白な毛並みの男の子だったのでしょう。
いつの時代かは不明ですが、雪丸の墓(古墳)近くに石像も建てられました。
現在は丑寅の方角から参拝者がお参りしやすい未申の方角(裏鬼門)に移されています。

聖徳太子の愛犬ということで、長く人々に愛されてきた雪丸は
2013年に王寺町のマスコットキャラクターになりました。
ゆるキャラグランプリでは箕面市の滝ノ道ゆずるとライバルだったのですね。
王寺町にお出かけの際には、新旧の雪丸くんに会ってみてはいかがですか?

【空飛ぶ雪丸】
余談ですが、王寺町には雪丸のドローンがあります。
人の言葉を話せたという雪丸は時を超えて、今や空を飛ぶこともできるようになりました。
雪丸が飛ぶ様子はYouTubeでご覧いただけます。
「雪丸」「ドローン」で検索してみてください。

——-
「聞かせて!ペット自慢」
毎月第2水曜日 午前11時~
再放送 当日午後8時10分~
(文責:千波留)
**出演者募集!!**
ペットさんのお話を聞かせてくださる方を募集します。
犬・猫に限らず、いろいろなペットのお話を聞かせてください。
写真添付、ご連絡先明記の上、「聞かせてペット自慢」のコーナに
メールをお送りください。
アドレスは816@minoh.netです。
お待ちしています。


