毎週土曜日午前11時~正午に、メイプルホールロビーから公開生放送でお送りしている「みのたんらじお」(箕面市提供)。おすすめの週末情報をご紹介したり、ゲストをお迎えして楽しいおしゃべりで過ごす1時間です。
(パーソナリティー:繁田麻衣子)
<みのお・コレ一番!>
箕面でイキイキと活動するみなさんをお迎えしてお話を伺うコーナー。
今回は、ヨットで国体に出場した高校生のお二人にお越しいただきました。
「木下明砂(きのした・めいさ)です」
「宮田英茉(みやた・えま)です」
いずれも、関西学院千里国際高等部に通う高校2年生。
ヨットの魅力を、今回はたっぷりお聞き・・・って、宮田さんそのギターは?
「実はバンドもやってて、ちょっと練習しようかと思って」
せっかくなので、ちょっと弾いてもらえませんか?
「えっ。・・・わかりました」

ギターの弾き語りで、洋楽の曲を歌う宮田さん。
いやー、上手じゃん!とパーソナリティー繁田麻衣子のテンションも上がります。
盛り上がったところで、まずはヨット歴と始めたきっかけを。
木下さん
「中学1年生から始めました。弟が先にやり始めて、それを見て私もやりたい!って」
宮田さん
「中学1年生のときから、楽しみのためで乗っていました。その後、木下さんに誘われて競技としてのヨットを始めました」
木下さんは今年で3年連続の国体出場。宮田さんは今年が初出場で、共に大阪府代表選手3人の中に選ばれました。
木下さんが出場したのは「ILCA6級」という1人乗りのクラス。
宮田さんは「420級」という2人乗りのクラスでした。
同じ小型ヨットでも、船や帆の大きさ、枚数などの違いがあります。
1人乗りは帆が1枚なのに対して、2人乗りは帆が3枚もあり、相方と呼吸を合わせて役割分担するのが難しいところ。その分、2人乗りの方がスピードは出るそうです。

今年の国体、正式には「SHIGA2025国民スポーツ大会(第79回国民スポーツ大会)」。
「セーリング競技(ヨット)・少年女子の部」は、9月28日(日曜日)~10月1日(水曜日)、大津市柳が崎特設セーリング会場で行われました。
つまり、琵琶湖。
レースは、各都道府県代表の艇が一斉にスタートし、目標のブイまでの距離を2往復して、順位を競うというものです。
その駆け引きは、スタート前から始まるといいます。
「スタートラインは決まっているのですが、開始時刻前にそれを超えると失格になります」
陸上の競技とは違って、水面上で船を静止させるのは至難の業。
かと言って、失格を恐れて後方にいては、出遅れてしまいます。
いかにギリギリを狙えるかが、勝つためのポイントになってきます。
いざスタートしたら、風の力で船が倒れてしまわないよう、自分の体を大きく船外にはみ出させてバランスを取ります。腕の力、腹筋など、全身の力を使っての操船です。
また、欠かせないのが「風を読むこと」。
吹き渡ってくる風を、水面の微妙な色の違いから読み取って、上手く捉えられるかどうか。
競技会場ごとの特性もあり、あらかじめ地元の人に尋ねて情報を集めることも重要だそうです。

宮田さんは初めての国体、いかがでしたか?
「何十隻も集まるレースはあまり経験が無かったんですけど、全国から集まったハイレベルな人たちと真剣勝負で渡り合うのが、なんかもうすごい楽しくて」
木下さんは3回目。
「それでもやっぱり緊張して、手足が震えます。凄い選手たちが集まるので、それを見て技術を学べるまたとない機会ですし、いろいろな年代の人と繋がりもできます」
この先、大学でもヨットは続けていきたい、というお二人。
木下さんは「いずれは世界大会にも出場したい」。
宮田さんは「クルージングで、ゆったり航海を楽しんでみたい」。
そんな風に、将来の夢を語ってもらいました。


最後に、ヨットの魅力とは?
木下さん
「何歳になっても続けられるし、そのおかげでいろんな年代、いろんな経験のかたと交流できて、自分のコミュニティが広がります」
宮田さん
「自分を見つめ直す時間ですね。自然と向き合い、自分の力で、自分で針路を決めて進んで行く。その過程で、自分の弱さも見えて来るけど、可能性も感じられる。瞑想に近いものがあるかもしれません」
夏は日陰もない船の上で日に焼かれ、冬は吹きっさらしの海上で地獄の寒さ。
自然と隣り合わせの厳しさ、でもそれを乗り越えたところに、他では味わえない大きな魅力がある。
そんな風に、ヨットの醍醐味を語るお二人でした。
生涯をかけて取り組む価値がある、そういったものに出会えたのは、きっとお二人にとって幸運なことだったのでしょう。レースの順位ももちろん重要ですが、それ以上に、ヨットの楽しさが伝わってくるお話でした。
木下さん、宮田さんの今後の活躍、そしてさらに楽しいヨットライフが続きますように・・・!
(というか、いつかヨットに乗せてもらいたいです!)



